無添加・産地直送

オタクが日々であったことを脊髄で書き連ねる

全力で幻覚見ながら推し香水作ってきた

 

きっかけは10年程の付き合いになるフォロワーのツイートだった。

『推し香水』の文字なるものを初めて目にした私、文面から読み取れる情報から興味を持ち検索。なるほど。納得の後、秒でリプライ。推し香水を作りに行くことが決定した。

 

向かったのは新宿三丁目駅から徒歩数分にあるFINCA様(http://kaoribarfinca.jp/)。

土日は早めに整理券が終わってしまうとのことだったので11:30頃お店につく計算で集合。店前で整理券と求めているイメージや雰囲気を記入する紙を受け取り(この時点で案内時間が14:30過ぎ、早めの集合にしておいてよかった)、とりあえず昼食に。

 

 

 シート記入

ぱっと入った喫茶店でその紙を記入した。イメージカラー、性格、見た目など8割程度埋めた時点で私は泣きそうになる。

 

やばい、推しなのに、私推しのこと何も知らない。

 

メンタル弱いので唐突に病む。

8割埋めている女のセリフではないが夜勤明けで脳ミソの回路が焼ききれているので気が付かない。ただ病む。

しばらくして書き終わり、ここに来てようやく「本当に推し香水作り来てんだな……」と実感する。遅すぎである。

 

ちなみに私の書いた推しイメージはこちら。

  • 可愛いが強か
  • 黄色(ピンク?)
  • 元英語教師
  • 努力家
  • 気配り上手
  • 楽しいことや人を楽しませるのがすき
  • 明るい、元気
  • 趣味はスキー、スノボ、サーフィン
  • 夏生まれ

 

お分かりだろうか。理由あってアイドルをしている彼である。

正直過去推しの中から誰にしようか死ぬほど迷った。この日を迎えるまでの1ヶ月、めちゃくちゃ考えた。考えに考え抜いて、私が生涯で1番貢いでいる彼にした。金は執着。それが全てではないけど数字って分かりやすいよね。私は君を作るぞ。きみにきめた!

 

 

いざ入店

作るにあたって予習はした。行った方のレポをスマホに穴があくほど読んだ。一緒に匂いを見つけてくれる人とマンツーマンらしい。コミュ障陰キャオタクはビビり散らかしまくりだったが友人とふたりで受け付けることになりちょっと安心した。でも終わったあとだから言える、匂い考えてくれるお姉さんがいい人過ぎて1人でも全然大丈夫だこれ。お姉さんすごい。ほんの数分で心を鷲掴みにされる。

 

作るときは事前に記入したシートを元にお姉さんの質問に答えながらイメージを固めていく。

 

「動物で言ったらどんな感じ?」

「お姉さんにとって彼は兄にしたい?弟にしたい?」

「見た目より中身は子供?大人?」

「この人に対する気持ちは好き?憧れ?」

 

とか答えていくうちに己の中の推しを再認識させられる。

あと今気づいたけどこれ私知ってる、昔サイトでやった50の質問とかのやつだ。進研ゼミでやった。楽しい!

 

お姉さんが香水を紙にシュッてして渡してくれる→嗅ぐをひたすら繰り返してこれ!って匂いを探していく。お姉さんが作ってくれる匂いを嗅いでいくうちに推しの知らない一面を見せられている気分になってしんどくなる。

おっ、お前……そんな一面しらんぞワイは……!

 

あとこれは私と友人がハマりかけた罠だが、ある程度「この時のこの人」を決めていかないとイメージがごちゃついて決まらなくなる。

私の場合、仕事をしている時はかっこよさだったり男らしさがある、のと、普段はみんなから愛されるようなかわいい感じ、が香りを確定させるのに路線が決まらないので時間がかかってしまう要因になりうると。強欲な壺になってはいけない。(戒め)

 

それにしてもお姉さんすごいのよね。だいたい提示してくれる匂いで「サーフィンしてる時の推し」だったり「家で隣に座ってきた時の推し」だったり情景が浮かんでくるんですよ。やばい。心臓のスペア用意してきてないけど大丈夫かな?

あと、多分知らないはずなのに「性別年齢問わず色んな人に好かれてる彼なんだね」って言われた時に震えてしまった。エッッッもう絶対そうです。デケェ声出ちまったよ、そうなんです~~~!!って。感情の制御もう少し上手くなろうね。

 

 決定!

そんなこんなで匂いが決まると写真撮影タイム。映え~なのも撮らせて頂ける。お守りみたいな感じで推しの匂いをシュッてした花の形の紙を貰える。大切に財布にしまった。

レジの真向かいには持ち歩けるようにアトマイザーが売っていて、こちらも種類豊富。しかも安い。しっかりと買った。ピンクと黄色のグラデーションのと、ピンクとシルバーのやつ。察してくれや。可愛い。へへ。

 

 

店を出てからもしばらく幸福感が抜けない。出来上がった香りを手首にシュッてしてくれるから、店を出ても推しがいる。前髪直すたび推しが香る。街歩いてると首につけた推しが風に乗って香ってくるからすれ違ったんじゃねえかと錯覚する。これは嗅ぐタイプの夢。生きている。私の世界に推しが生きている。

 

個人的なイメージとしてナチュラルな香りをリクエストしたので、石鹸のような柔軟剤のような柔らかくて優しいハッピーな匂いと強かさを感じさせる世渡り上手な推しが浮かんでくる匂いに仕上げて頂きました。

 

 

私は今回推しの香水という名目で来店したけれど、自分好みの香水を見つけたいだとか、一次創作やってるひとはオリキャラのにおいを探しに行ったりだとか、とにかく店員さんの汲み取り具合が 学生時代国語5段階評価中100でしたか? ってくらいやばいのでオススメ。絶対思ってる匂い見つかるよ!

私みたいに明確に狙っている香りのイメージなくてもこんなになれる。香りは、見つかる。(本日の名言)

 

 

以上、推し香水作ってきたレポでした!

フォロワー、そうじゃないひとも、推しがいるなら推し香水作っていこ~~!??

時代は、纏うタイプのシャブです!